最終更新日:2026年04月27日


引越し業者で働いたら、実際にどれくらい稼げるのか気になっていませんか。「体力仕事のわりに給料が低いのでは」「繁忙期だけ忙しくて収入が安定しないのでは」と不安に感じる方も多いでしょう。
この記事では、厚生労働省の令和6年データをもとに、引越し作業員の平均年収・月収の実態を解説します。収入に影響する要因や、未経験から転職する方法もあわせてお伝えします。

「引越し作業員の給料はどれくらいなのか」。転職を検討している方が最初に気になるのは、やはりこの点ではないでしょうか。「体力仕事だから給料が低いのでは」という先入観を持っている方もいるかもしれませんが、実際のデータを確認してみましょう。
厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によると、令和6年賃金構造基本統計調査をベースにした引越し作業員の全国平均年収は394.5万円(※1)です。
この水準は、全産業の平均給与と大きく変わらない水準です。「引越しの仕事は給料が低い」というイメージを持っていた方にとっては、意外に感じるかもしれません。
同サイトのハローワーク求人統計によると、令和6年度の引越し作業員の求人賃金(月額)は全国平均23.4万円です。令和7年の月別データを見ると、24万円台まで上昇傾向にあります。
残業代・賞与を含む一般労働者の1時間当たりの賃金は1,847円となっています。(※1)
引越し作業員の収入は、経験年数を重ねるにつれて伸びる傾向があります。入職直後は荷物の運搬や養生など基本的な業務が中心となるため、月収は20万円前後から始まることが多い傾向があります。経験を積むにつれて任される業務の幅が広がり、収入も上昇しやすくなります。
また、引越し作業員が属する職業の平均年齢は46.9歳です。幅広い年齢層が活躍している職種であることがわかります。(※1)
項目 | 数値 |
全国平均年収(令和6年) | 394.5万円 |
求人賃金・月額全国平均(令和6年度) | 23.4万円 |
1時間当たりの賃金・一般労働者 | 1,847円 |
平均年齢 | 46.9歳 |
引越し作業員の全国平均年収は394.5万円(令和6年)で、全産業平均と大きく変わらない水準です。求人月収は令和7年に入って24万円台まで上昇傾向にあり、処遇改善の動きも見られます。次は、収入に影響する要因を見ていきましょう。

「自分の収入を上げるにはどうすればいいか」と考える方も多いでしょう。引越し業者の給料は、雇用形態・保有免許・繁忙期への対応・勤務地という4つの要因によって変わります。自分の状況やキャリアの方向性を考えながら確認してみてください。
厚生労働省 job tagによると、引越し作業員の就業形態は正規の職員・従業員が52.8%(※1)と最も多く、アルバイト(学生以外)が30.6%(※1)、契約社員・期間従業員が13.9%(※1)と続きます(※1)。
一般的に、正社員は賞与や各種手当が含まれるため年収ベースで安定しやすい傾向があります。一方、アルバイトや契約社員は繁忙期に高い時給で稼ぎやすい反面、閑散期の収入が抑えられることもある傾向があります。転職後の安定収入を重視する場合は、正社員での就職を目指すことが選択肢の一つとなります。
就業形態 | 割合(※1) | 収入の特徴 |
正規の職員・従業員 | 52.8% | 賞与・各種手当込みで安定しやすい傾向 |
アルバイト(学生以外) | 30.6% | 繁忙期に高時給で稼ぎやすい傾向 |
契約社員・期間従業員 | 13.9% | 繁閑の影響を受けやすい傾向 |
引越し作業員として働くうえで、運転免許の種類は担当できる業務の幅に影響します。小型トラックを用いた引越し案件であれば普通免許(一種)で対応できますが、大型トラックを運転するためには準中型・中型・大型免許が必要です。上位の免許を取得することで担当できる案件の幅が広がり、収入に結びつきやすくなる傾向があります。
免許の種類 | 対応できるトラックの目安 |
普通免許(一種) | 車両総重量3.5トン未満のトラック |
準中型免許 | 車両総重量3.5トン以上7.5トン未満 |
中型免許 | 車両総重量7.5トン以上11トン未満 |
大型免許 | 車両総重量11トン以上 |
免許の費用が気になる方もいるでしょう。『GOジョブ』では、入社後に会社負担で上位免許を取得できる制度が充実している企業の求人を保有しています。普通免許のみでも応募できる求人も多くあります。
引越し業界では、3月から4月にかけて依頼が集中する繁忙期があります(※2)。国土交通省や業界団体が引越し時期の分散を呼びかけるほど需要が高まる時期であり、繁忙期は残業が増えやすく、それに伴って月収が上がりやすい傾向があります。
一方、依頼が少ない閑散期は残業が減り、月収が落ち着く傾向があります。年収全体で見ると繁忙期の稼ぎが寄与する部分もあるため、繁忙期にどれだけ対応できるかが年収に影響する場合があります。
地域によっても求人賃金の水準に差が見られます。東京都など大都市圏は引越しの需要が多く、求人賃金が高めの傾向があります。地方では都市部と比べて水準が低めになることが多い傾向があります。ただし、地方は生活コスト全体が低い場合もあるため、手取りの実感は地域によって異なります。
引越し業者の給料は、雇用形態・保有免許・繁忙期への対応・勤務地の4つの要因で変わります。普通免許からスタートして上位免許を取得していく道筋は、収入アップの有効な選択肢の一つです。免許取得を会社負担でサポートする求人も存在します。次のセクションでは、未経験からでも転職できるかどうかを確認しましょう。

「引越し業界は未経験では厳しいのでは」「特別な資格がないと採用されないのでは」と感じている方もいるでしょう。実際のデータを見ると、そのようなハードルはそれほど高くないことがわかります。
厚生労働省 job tagの「就業するには」によると、引越し作業員への入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされていません。実際に働いている人の学歴は高卒が52.8%と最も多く、幅広いバックグラウンドの方が活躍しています。
入職前の実務経験については「特に必要ない」と回答した割合が66.7%、入職前の訓練期間についても「特に必要ない」が61.1%です。6割以上の方が事前の経験や訓練なしに現場に入っているということになります。(※1)
運転免許については、普通免許(一種)があれば小型トラックの運転から始めることができます。大型免許がなければ仕事にならないというわけではなく、入社後に段階的に上位免許の取得を目指せる環境が整っている企業も多くあります。
令和6年度の引越し作業員の有効求人倍率は5.19倍です。1人の求職者に対して約5件の求人がある状態であり、業界全体で人手不足が続いていることから、採用の門戸が広く開いていることがわかります。
また、令和2年国勢調査時点での引越し作業員の就業者数は245,100人で、全国各地に就業先の選択肢があります。
入職後の習熟期間については、「特に必要でない(未経験でもすぐに即戦力)」が27.8%、「1ヶ月以下」が11.1%、「1ヶ月超〜6ヶ月以下」が25.0%で、合計すると約64%の方が6ヶ月以内に一人前として働けるようになっています。(※1)
項目 | データ |
入職前の実務経験「特に必要ない」 | 66.7% |
入職前の訓練期間「特に必要ない」 | 61.1% |
6ヶ月以内に一人前(合計目安) | 約64% |
有効求人倍率(令和6年度) | 5.19倍 |
入職後は、荷造りや荷解き、積み込みや積み降ろし、養生といった基本業務を担当しながら現場経験を積みます。チームを組んで動くことが多いため、先輩スタッフの動きを見ながら自然に業務を習得できる環境があります。経験を積んだ後は、作業リーダーや管理職へのキャリアアップの道もあります。
転職直後の収入に不安を感じる方向けに、入社後3ヶ月〜1年間は月給30万円以上を保障する制度を設けている企業の求人を、『GOジョブ』では保有しています。「初めての転職で収入が下がるのが心配」という方も、一度アドバイザーに相談してみるとよいでしょう。
引越し業界は、入職前の実務経験や特別な資格が必須ではなく、普通免許さえあれば応募できる求人が多くあります。有効求人倍率5.19倍(令和6年度)が示すとおり転職しやすい業界であり、未経験から挑戦できる環境が整っています。次は実際の仕事内容と働き方を確認しましょう。

「仕事内容が体力的にきつすぎるのでは」「勤務時間が不規則でプライベートが取りにくいのでは」と心配している方もいるでしょう。実際の業務の流れと労働時間のデータを確認することで、自分のライフスタイルと合うかどうかを判断しやすくなります。
厚生労働省 job tagによると、引越し作業員の主な業務は次のとおりです(※1)。
建物や家財に傷をつけないよう丁寧に作業することが求められます。チームでの仕事が中心で、協調性や接客マナーも大切にされる職種です。
令和6年賃金構造基本統計調査をベースにした job tagのデータによると、引越し作業員の月平均労働時間は163時間です。
就業時間は、一般家庭の引越しの場合は朝8時頃から夕方6時頃が目安とされています。事務所の引越しは夜間・休日に実施する場合もあり、日曜日や祝日に依頼者のニーズに合わせて対応するケースもあります(※1)。
多様な就業形態があるため、自分の生活スタイルに合った形で働ける可能性があります。昼間のみや土日休みを推奨する企業も存在します。
引越し業界には繁忙期と閑散期の差があります。それぞれの特徴を整理すると以下のようになります。
時期 | 特徴 |
繁忙期(3〜4月) | 進学・就職・転勤に伴う依頼が集中。残業が増えやすく月収が上がりやすい傾向がある(※1・※2) |
通常期(5〜2月) | 依頼数が落ち着き、残業も少なめになりやすい傾向。生活リズムが安定しやすい |
年末(12月) | 年内引越しを希望する依頼が増えるため、やや忙しくなることがある |
繁忙期は時間外勤務が増えやすい一方で、その分収入が増えやすいという面もあります。繁忙期と通常期のバランスを考えながら年収を見積もっておくことが大切です。
業界全体で人手不足が続いており、処遇改善の動きも見られます(※1)。『GOジョブ』では、柔軟なシフトを希望する方向けの求人も保有しています。働き方の条件で迷っている方は、専門アドバイザーに相談しながら希望に合う求人を探すことも一つの方法です。
引越し作業員の月平均労働時間は163時間(令和6年)で、仕事の流れは養生・積み込み・輸送・搬入・後片付けが中心です。繁忙期(3〜4月)は残業が増えやすい一方で収入も上がりやすい傾向があります。昼間のみや土日休みの求人も存在するため、自分のライフスタイルに合った働き方を確認したうえで転職先を選ぶことをお勧めします。

引越し業界への転職後、どうすれば収入を伸ばせるかを具体的に考えてみましょう。「転職後に収入が増えるかどうかわからない」という不安を持つ方のために、収入アップにつながりやすいルートを3つ整理します。
普通免許から始めた場合でも、準中型・中型・大型免許を取得することで大型トラックを運転できるようになります。担当できる案件の規模が広がることで、より多くの業務に対応しやすくなる傾向があります。
免許取得には費用と時間がかかりますが、会社が費用を負担する制度を持つ企業も存在します。転職前に、免許取得支援制度があるかどうかを確認することが重要なポイントです。
引越し作業の現場では、複数のスタッフをまとめる作業リーダーや、現場全体を管理するポジションがあります。現場リーダーや管理職として経験を積むことで、収入が伸びやすくなる傾向があります。収入の伸び方は企業や雇用形態によって異なるため、転職時には昇給制度やキャリアパスについて確認しておくことが大切です。
収入アップのためには、入社時点で有利な条件の求人を選ぶことが重要です。求人を選ぶ際に確認したいポイントとして、次の点が挙げられます。
これらを自分で一つひとつ確認しながら求人を探すのは手間がかかります。そこで活用できるのが、ドライバー職に特化した転職支援サービスです。
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引越し業界での収入アップには、上位免許の取得・キャリアアップ・入社時の求人選びという3つのルートがあります。いずれも、入社前にどのような求人を選ぶかが出発点となります。自分の希望条件を整理したら、まず『GOジョブ』に相談してみてください。ドライバー職に特化したアドバイザーが、一人ひとりの状況に合わせた求人を紹介します。

引越し業界の給料・年収について、この記事でお伝えしたポイントを振り返ります。
「自分にできるかどうか不安」「どの会社を選べばいいかわからない」という悩みは、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
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引越し作業員への転職を検討する際に押さえておきたいのは、平均年収394.5万円(令和6年)という実態、有効求人倍率5.19倍という採用のしやすさ、そして未経験・普通免許からスタートできる入職のしやすさの3点です。収入アップの道筋も、免許取得やキャリアアップによって開かれています。転職先の選び方で迷ったときは、ドライバー職に特化した『GOジョブ』への相談を検討してみてください。

参考情報